スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第7回目です。
スタートアップ時期の売れる仕組みづくりを終えた株式会社イーゼルは、企業としてのカタチを考える時期になりました。 どんな会社を目指すべきなのか。主人公は、パパ、叔父、兄貴、三人のアドバイスをもとに考えてゆきます。この講義では「ティール組織」の3つの組織形態「達成型組織」「多元型組織」「ティール組織」それぞれについて、以下の3つの質問を考えながら、各チームの理想の組織を探ってゆきました。
各チームの回答もまとめてスライドに転記してます。 来週はみんなの回答をもとに、もう少し理想の組織に関して掘り下げをしていきましょう。 「起業論2」講義は こちら 06. 理想のサービスを設計する 05. 顧客の理想体験を構築する Part2 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ
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スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第6回目です。
スタートアップしてなんといってもむずかしいのが「売れるまで」の第一歩。なので講義の半分近くをかけて、売れる仕組みづくりをチームに分かれて考えてきました。 今回はその総決算。サービスの骨子を設計してから、中間発表会です。主人公「冨田真由美」のモデルとなった二人を招き、リアルタイムにグラレコもしてもらいました! さて、一週間あけて、再来週からは新たなフェーズに入ります。 では、またねー。 「起業論2」講義は こちら 05. 顧客の理想体験を構築する Part2 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第5回目です。
前回の講義、時間が足りなくて「顧客にとっての理想的な体験」をしっかり検討できなかったようなので、予定を変更し、今回ももう一度同じテーマにチャレンジ。グラレコのことをまだ知らないジョブ解決担当者になりきった上で、5つの質問を考えることで具体的に想像できるようにしてみました。 1. どうすればジョブとグラレコが紐付いて、注目するようになると思う? ・記事や広告を見て解決できると思う?それはどんな内容だろう? ・人に説得されたら解決できると思う?どんな人?どうで出会う? 2. どうすれば上司を説得できると思う?それにはどんな障害がある? 3. どうすればうまく活用する準備ができる?その障害はなに? 4. どうすれば当日成功したと上司は判断する?その障害はなに? 5. どうすればグラレコを知り合いに推薦したくなる?その障害はなに? で、今回の発表ではかなりしっかり理解が進んだようでホッとしました。 次回はサービス設計とともに、主人公、冨田真由美のモデルとなった二人を招き、みんなの発表を聞いてもらう予定です。楽しみにしてるね! 「起業論2」講義は こちら 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第4回目です。 前回の講義で考えた「顧客のジョブ」をベースに「顧客にとっての理想的な体験」を想像し、そのために必要なサービスを組みたてるというプロセスを学ぶのが今日のテーマです。 顧客視点でサービスを考えれば考えるほど、じゃあ「まずはじめに、どうやってこのサービスを知ってもらえばいいのか」という課題が浮かび上がってきます。 ここがとても大切なところです。作り手視点の「我々の商品やサービスを、どう顧客に売り込めばいいのか?」という発想ではなく、買い手視点で「ジョブを解決するために必要なこの素晴らしいサービスを、必要とする顧客にどう知ってもらえばいいのか?」という発想に転換されるからです。 つまり、顧客視点にたった本来の営業活動というのは「本当に必要とする人だけに、必要とする商品サービスの情報をどう届けて喜んでいただくか」という立派な顧客サービスなのです。 もちろん、商品サービスを知ったあと、それを活用するための支援をし、最適なカタチで提供し、顧客が望むアフターフォローを行う、そこまでが一貫したサービスとなります。 ジョブ理論の素晴らしい点は「商品」ではなく「顧客が片付けたいと思うジョブ」を起点に、サービスから社内体制まで構築するところと言えるでしょう。この講義を通じて、みんなが本当の顧客視点を身につけてもらえたらうれしいなと思ってます。 ただ、今回の講義では、時間が足りなくて、発表してもらった成果が今ひとつの品質に感じました。リードのステップがあいまいで、結果として生煮えになってしまったかなと反省しています。なので講義の予定を変更し、次回も引き続き同じテーマ「顧客の理想体験を構築する」をもう一度深めてみましょう。もっとみんなに理解してもらえるよう、考えるステップを設定してみようかな。 「起業論2」講義は こちら 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第3回目です。 前回は起業してからの、はじめの第一歩を考えてみました。さっそくに営業活動をはじめる人、起業やデザインの勉強に時間をかける人、会計など会社の基礎固めから入る人、考え方はさまざまだったね。 事業をゼロから立ち上げるための最大のハードルはなんといっても「顧客の開拓」なんだけど、手当たり次第に営業かけたり、イベント参加したりしても、貴重な時間と気力を浪費することになります。そこで僕がおすすめするのは、人に会う前に、自社サービスと顧客に関して深く洞察すること。そのためのツールとして、ここでは 「ジョブ理論」をとりいれてみました。 講義は7チームにわかれたワークショップだったんだけど、それぞれがすごく個性的なアイデアを出してくれて、とてもうれしく感じました。その内容はチャートの20ページ、21ページにまとめてます。また最後には主人公が考えたジョブの例もあげてみました。 次回も引き続き、顧客やサービスを深掘りしていきましょう。 「起業論2」講義は こちら 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第2回目です。
前回の講義で起業を決意した主人公、冨田真由美は思い立ったら吉日タイプ。学生時代に溜め込んだ貯金130万円をすべてはたいて、なんと株式会社を設立しちゃぃました。 で、はじめの一歩、何をしよう? パパ、叔父、兄貴、三人の頼りになるアドバイザーの意見を聞きながら、各チームで一ヶ月の行動計画を策定。それぞれユニークな意見が出てきて、それをベースにディスカッションを進めました。 みなさんは起業して最初の一ヶ月、なにをしますか? 「起業論2」講義は こちら 01. 起業の世界へようこそ 後期のスタートアップ講義「起業論2」がはじまりました。 はじめに「起業論1」「起業論2」「インキュベーション塾」と3つの類似講義があってわかりにくいので、ここでちょい解説しておくね。大学ルールで講義の名前を変えるのがむずかしいらしく、わかりにくくてごめんなさい。 前期の「起業論1」 と後期の「インキュベーション塾」は連携した講義で、新しいアイデアをカタチにしていくメソッドを、自分自身が考えた課題で疑似体験していくイノベーション講座です。 後期の「起業論2」は起業を学ぶ講座です。一人で会社を立ち上げ、事業を立ち上げ、売れる仕組みをつくり、組織を大きくし、経営危機に対応する。そんな起業のプロセスを自分ごととして疑似体験できる講座にしたいと願って設計しています。 初回のオリエンテーションは、アート好きの冨田真由美(トミックス)がグラフィックレコーディングの楽しさに目覚め、起業するかどうか迷っているところからスタートします。モデルは実在していて「イノベーションチームdot」の冨田祐希と前田真由美の二人😁です。 主人公にとってはまったく未経験の冒険なので、三人の頼りになるアドバイザーを用意しました。 ・パパ … 大企業のエリートサラリーマン。新規事業開発部長 ・叔父 … 小さな会社の社長。自ら起業し、倒産危機も経験する苦労人 ・兄貴 … 米国に留学して仲間とベンチャーを創業。技術系役員(CTO) ちなみに、講義が「起業論」なので主人公は起業する方向で考えますが、ふだん学生から相談があったときに僕から起業を勧めることはしません。リスクが大きいからです。本人がそれを乗り越えるにふさわしい覚悟を持っていると判断したとき、はじめて起業の相談にも乗ることにしています。 この講座においても、三者三様のアドバイスを受けつつ、主人公は悩みながらも自分の頭で考え、行動していきます。トミックスの起業物語が、みんなの人生に少しでもプラスになればいいなあ。 では、来週からもよろしくね。 ちなみに、講義最後で紹介しているアラン・ワッツの動画はこちらです。 2018年度 学習院大学における斉藤徹の講義体系
早いもので、学習院大学で教壇に立ってからもう3回目の春を迎えました。講義スライドを制作する時間をつくるために、それまで好きだったお酒もきっぱりやめて、全力投球で授業に取り組んできた2年間。ようやく講義全体を体系づけることもでき、自分のなかで納得できるレベルになりました。 このプログ "JOIN THE DOTS" は、学習院大学における僕の講義をオープンにする試みです。ブログの主な目的は学生への講義内容のシェアですが、アカデミー界の方はもちろん、ビジネスパーソンの方も含めて、出典元のみ記載いたたければ、スライドを自由にご利用くださって結構です。 ちなみに、僕が受け持っている講義は、前期で週5コマ、後期で週3コマ。すべて90分授業。「経営入門演習」をのぞくと、高学年のみが受講できる「経営学特殊講義」という選択科目です。
すべての講義で、LINEグループをフル活用します。何百名も入る大教室でも、みんながLINEでつながり、投票したり、質問したり、発表したり、それに応えたりしながらコラボ学習するスタイル。2年間トライ&エラーを繰り返して、風変わりなアクティブラーニング空間を創り上げてきました。 特に大切にしているのは、学生一人ひとりと、人間としてリスペクトして向き合うこと。すべての学生には「何か困ったことがあれば、いつでもなんでも連絡ちょうだい」と伝えており、実際に数百人の学生たちとLINEでつながり、日常的に交流しています。 僕は客員教授なのでゼミは持てませんが、うれしいことに講義を受講した学生たちが自主的に集まりはじめ、2016年8月に「イノベーションチームdot」ができました。単位もつかないのに毎週2回の定例活動などが開かれるなど、驚くほど活発な学生組織です。今や50名を超え、なんと2017年5月には株式会社にもなりました。このdot活動は、僕にとっての生きがいです。これを読んだ学生でdotに興味ある人、いつでも僕に連絡ちょうだいねー。 それにしても、ブログ書くのはホントひさしぶり。毎日のように投稿していた「in the looop」を株式会社ループス・コミュニケーションズのオウンドメディアに移行して以来だから、個人では5年ぶりぐらいにオンラインで筆をとります。老骨にムチをうってもしょうがないので、無理をせず、自然体でいきたいと思っています。 これからどうぞよろしくお願いします。 |
著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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