1-1. キーとなる問いかけ 1:48
hintゼミ、3つめのステップ「人のつながりの科学」 この講義で一番大切な、キーとなる問いかけは ... |
1-2. 個人か、チームか 6:48
チームの成果は、個人の能力によるところが多いのか それともチームワークによるところが多いのか ... |
1-3. ビジネスのチームではどうだろう 10:35
ビジネスの世界では、個人とチームワークとどちらが大切か それを科学的に測定するために、ビッグデータを解析して ... |
1-4. ソーシャルキャピタル(社会関係資本)ってなに? 6:27
「個人」ではなく「個人と個人のつながり」を資本として みなすのを「ソーシャルキャピタル」っていうらしいけど ... |
1-5. なんで経営者は認知していなかったの? 4:08
経営者の視点から見ると「社員は交換可能な部品」です。 人のつながりは「見えない」から、管理できないために ... |
2-1. イタリアの深刻な南北問題 8:31
イタリアは北部と南部で大きくGDPや生産性が違ってる。 これは原因を調べた結果、人そのものではなく人の関係性 ... |
2-2. ソーシャルキャピタルの定義 4:29
ロバート・パットナムが提唱したソーシャルキャピタルの 定義はむずかしすぎてよくわからない。そこで ... |
2-3. 信頼・規範・ネットワーク 12:14
ソーシャルキャピタルの3つの構成要素、信頼・規範・ ネットワークについて、それぞれ少しだけ深堀りして ... |
2-4. 今までのお話をまとめると ... 4:36
ここまでの話をまとめましょう。またこの三回目の講義の hintゼミ全体における位置づけも確認した上で、次の ... |
3-1. 組織の土壌 4:06
ソーシャルキャピタルは、組織にとって土壌のようなもの。 豊かな土壌は生物の生態系の基礎となるが、そのためには ... |
3-2. 開いては閉じる、人間のネットワーク 7:25
オンライン金融取引プラットフォーム "eToro" のデータを もとに、アイデアの交換速度と投資効率の相関を調べると ... |
3-3. ちょうどいい按配を妨げるもの 3:05
学習する組織を維持するには、意識的なメンテナンスが必要 になる。過剰統制と同調圧力が生まれてしまうのはなぜか ... |
3-4. 過剰統制の弊害 11:59
成果をあげようとする気持ちが「過剰統制の組織」を 生みだします。アンダーマイニング効果、過剰なルール ... |
3-5. 同調圧力の弊害 6:12
人間関係を維持しようという気持ちが「同調圧力」を 生みだします。エコーチェンバー(共鳴室)、言えない空気 ... |
4-1. プロジェクト・アリストテレス 8:35
グーグルは21012年から4年間かけて、生産性の高いチーム の特性を探るべく大規模な調査を行い、ついに共通因子を ... |
4-2. 集団的知性と心理的安全性 8:03
MITが導いた結論と同様、チームの生産性と個人の能力には 相関はうすく集団的知性が存在する、それを高めるには ... |
4-3. 心理的安全性の低い組織とは 4:02
心理的安全性の低さは、無知・無能・邪魔・否定という4つ の不安から来ているが、実は多くの職場では、それを ... |
4-4. 心理的安全性の高め方 16:08
心理的安全性の低さはビジネスにおける行動規範に由来する ことが多く、それを払拭するためには新しいリーダー像が ... |
講義を終えて。
初回の講義で「お金視点から幸せ視点へのシフト」の重要性を問い、二回目の講義では「本質的な幸せ」についてお話しました。その流れを受けて、この講義では「幸せ視点でとらえた組織のあるべき姿」というテーマで、チームや組織の生産性を「人のつながり」に着眼しながら、科学的に深堀りしていきました。
ビジネスの世界では「見える化」が進んでいます。経営効率を高めるために、経営の重要な指標を可視化し、その数字を高めるための施策をうつという手法です。これは「複雑な物事でも、それを構成する要素に分解して分析すれば、元の全体像もすべて理解できるはず」とする要素還元主義に基づいた考え方で「科学的管理法」の原点ともなったものです。
しかし、経営学が進歩するにつれ「いちばんたいせつなものは目に見えない」ことがわかってきました。星の王子さまには、ひとりしかいない惑星で数字を数え続けるビジネスマンが出てきますが、僕はその姿を反面教師としています。「見えないけれども大切なもの」に目をむけて、幸せと生産性をともに高める知見とメソッドを広めたい。そんな思いでこの講義をつくりました。みなさまが、よりよいチームをつくるヒントになりますように。
初回の講義で「お金視点から幸せ視点へのシフト」の重要性を問い、二回目の講義では「本質的な幸せ」についてお話しました。その流れを受けて、この講義では「幸せ視点でとらえた組織のあるべき姿」というテーマで、チームや組織の生産性を「人のつながり」に着眼しながら、科学的に深堀りしていきました。
ビジネスの世界では「見える化」が進んでいます。経営効率を高めるために、経営の重要な指標を可視化し、その数字を高めるための施策をうつという手法です。これは「複雑な物事でも、それを構成する要素に分解して分析すれば、元の全体像もすべて理解できるはず」とする要素還元主義に基づいた考え方で「科学的管理法」の原点ともなったものです。
しかし、経営学が進歩するにつれ「いちばんたいせつなものは目に見えない」ことがわかってきました。星の王子さまには、ひとりしかいない惑星で数字を数え続けるビジネスマンが出てきますが、僕はその姿を反面教師としています。「見えないけれども大切なもの」に目をむけて、幸せと生産性をともに高める知見とメソッドを広めたい。そんな思いでこの講義をつくりました。みなさまが、よりよいチームをつくるヒントになりますように。