「Z世代レポート2018」結果ダイジェストのリリースについて
「Z世代」という言葉を聞いたことがありますか? きっとピンとこない人が多いと思いますが、1995年以降に生まれた若者、つまり君たちの世代のことです。他にも「ミレニアル世代」とか「さとり世代」とかまとめられて語られて、あまりいい感じはしないかもだけど、世間で言われていることが本当かどうかを本格的に調査してみたので、自分ごととして読んでみてね。 そもそも、この調査をしたきっかけは、講義「企業経営とソーシャルキャピタル」の中で、スマホでつながった「君たちの新村社会」について教えてほしいと問いかけたことなんだ。この時、あがったみんなの声はこんな感じでした。
実にいきいきとした回答で「ソーシャルメディアがZ世代の考えや行動に与える影響」にあらためて興味を持ちました。 君たちの先輩「Y世代」(今の22-35才)」は、インターネットや携帯電話に子供のころから親しんでいたことから「デジタルネイティブ」と言われていたんだけど、君たち「Z世代」(今の22才未満)」は、中高生のころからスマホでソーシャルメディアを使いこなす「ソーシャルネイティブ」であり、他人との緊密なつながりに囲まれて育ったことが特徴です。 そういった背景から一般的にZ世代が言われていることがあります。「お金やキャリアに保守的な考えを持つ」「人種や性別にはリベラルで自然体を好む」「場の意見に同調しがち」「ブランドよりも自分らしさが大切」「娯楽や経験などに多くのお金を使う傾向がある」「SNS投稿が目的化した行動が多い」などなど。 でもそれは本当なんだろうか?そんなに単純なことなんだろうか? 残念ながら日本人を対象とした本格的なZ世代の実態調査がなかったので、それが科学的に確認することはできませんでした。 そこで去年の9月に、学習院大学のイノベーションチームdotメンバー、僕が経営するループス(調査分析担当)、それに友人のさとなおが経営する4th(マーケティング担当)の三者がチームになり、Y世代・Z世代の若者約3000人を対象に、価値観やライフスタイルについて調査してみたのがこの「Z世代レポート2018」です。実施後の分析や検討、裏付けインタビューなどにずいぶん時間がかかったけど、ようやく「調査ダイジェクト」としてここにサマリーを発表するまでにいたり、ホッとしました😊 調査内容については、ぜひスライドを見てみてください。君たち「Z世代」だけでなく、先輩「Y世代」との比較についてもいろいろ調査、考察をしています。講義でも、折にふれてこの調査結果を引用していくと思います。また、この調査結果などについて、なにか感じたことなどあればぜひ遠慮なく僕あてにコンタクトしてね。 調査結果ダイジェストはSpeakerDeckから ダウンロード できます。ご自由にどうそ。 調査元リンクはこちらです。
ご協力いただいた関係者のみなさまに深く感謝いたします。特にループスの原田千佳さんはこの調査におけるまとめ役として、中心的な立場で関与していただきました。ありがとうございました!
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著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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