スタートアップを疑似体験する「起業論2」 前回の講義では、自分が理想とする「ティール組織」の仕組みについて考えてみました。今回は続編として「ティール組織」の働き方についてグループワークをしてみました。 ポイントは「ティール組織」においては「社員が動くエネルギー源が、完全なる内発的な動機づけ」であるということです。では、どんな働き方であれば、指示されることなしで、みんなが自発的に動き出し、協力しあい、仕事を完成させていくのでしょうか? 今回は3つの問いをもとに、グループでワークしました。
バイトとしてしか働いた経験のない学生たちが、自分たちの経験や想像の中で考えたことなので、社会人から見たら浅い議論と思われるかもしれません。 ただ、僕は社会に出る前、ビジネスの常識を見につけてしまう前に、こういう本質的な内容を真剣に考え、話し合い、自分なりの結論を出していくことが、これからの人生においてとても大切な経験、気づきにつながるんだろうと考えています。 2019起業論2の講義ブログはこちらです。 06. ティール組織の仕組みを考える 05. どういう組織を目指すのか? 04. 顧客の理想体験を考える 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩 01. 起業の世界へ、ようこそ
0 コメント
スタートアップを疑似体験する「起業論2」 前回の講義で「達成型組織」「多元型組織」「ティール組織」それぞれの組織について、いいところと悪いところを振り返り、その上で理想のティール組織について考えてみました。 「ティール組織」が他の組織とまったく異なるのは「社員が動くエネルギー源が、完全なる内発的な動機づけ」であるということ。簡単にいうと「しなくちゃいけない」ことはなく「したい」だけで動く組織像です。 どうすれば、みんなが自発的に発想し、企画し、協力しながら動き出すのでしょうか? この思想なくして、いくら「ティール組織」の構造を議論しても意味はありません。 さて今回は、株式会社イーゼルをどのようなティール組織にしていくか、具体的な会社の仕組みについて、次の4つの問いをもとに、グループでワークしました。
実際にビジネス界にはほとんど存在しないため、想像しにくい「ティール組織」だけど、学生組織「イノベーションチームdot」および「株式会社dot」は、160名の組織でありながら、このティール組織の思想をほぼ実現している稀有のチームです。ティール組織がどんなものか、体感したい人はぜひ声かけてね。 では次回、さらに「ティール組織」における働き方を設計してみよう。 2019起業論2の講義ブログはこちらです。 05. とういう組織を目指すのか? 04. 顧客の理想体験を考える 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩 01. 起業の世界へ、ようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」も後半に入ります。 スタートアップ時期の売れる仕組みづくりを終えた株式会社イーゼルは、企業としてのカタチを考える時期になりました。 どんな会社を目指すべきなのか。主人公は、パパ、叔父、兄貴、三人のアドバイスをもとに考えてゆきます。この講義では「ティール組織」の3つの組織形態「達成型組織」「多元型組織」「ティール組織」それぞれについて、以下の3つの質問を考えながら、各チームの理想の組織を探ってゆきました。
来週は、もう少し理想の組織に関して掘り下げをしていきましょう。 2019起業論2の講義ブログはこちらです。 04. 顧客の理想体験を考える 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩 01. 起業の世界へ、ようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第4回目です。 前回の講義で考えた「顧客のジョブ」をベースに「顧客にとっての理想的な体験」を想像し、そのために必要なサービスを組みたてるというプロセスを学ぶのが今日のテーマです。 顧客視点でサービスを考えれば考えるほど、じゃあ「まずはじめに、どうやってこのサービスを知ってもらえばいいのか」という課題が浮かび上がってきます。 ここがとても大切なところです。作り手視点の「我々の商品やサービスを、どう顧客に売り込めばいいのか?」という発想ではなく、買い手視点で「ジョブを解決するために必要なこの素晴らしいサービスを、必要とする顧客にどう知ってもらえばいいのか?」という発想に転換されるからです。 つまり、顧客視点にたった本来の営業活動というのは「本当に必要とする人だけに、必要とする商品サービスの情報をどう届けて喜んでいただくか」という立派な顧客サービスなのです。 もちろん、商品サービスを知ったあと、それを活用するための支援をし、最適なカタチで提供し、顧客が望むアフターフォローを行う、そこまでが一貫したサービスとなります。 ジョブ理論の素晴らしい点は「商品」ではなく「顧客が片付けたいと思うジョブ」を起点に、サービスから社内体制まで構築するところと言えるでしょう。この講義を通じて、みんなが本当の顧客視点を身につけてもらえたらうれしいなと思ってます。 なお、テーマに含めて「Shibuya Innovation Week 2019」では、実際にイノベーションチームdotでグラレコのお手伝いをさせていただいたので、そのときの写真もスライド内に入れてリアルに演出してみました。 2019起業論2の講義ブログはこちらです。 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩 01. 起業の世界へ、ようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第3回目です。 前回は起業してからの、はじめの第一歩を考えてみました。さっそくに営業活動をはじめる人、起業やデザインの勉強に時間をかける人、会計など会社の基礎固めから入る人、考え方はさまざまだったね。 事業をゼロから立ち上げるための最大のハードルはなんといっても「顧客の開拓」なんだけど、手当たり次第に営業かけたり、イベント参加したりしても、貴重な時間と気力を浪費することになります。そこで僕がおすすめするのは、人に会う前に、自社サービスと顧客に関して深く洞察すること。そのためのツールとして、ここでは 「ジョブ理論」をとりいれてみました。 具体的に顧客がなにを欲しているかをイメージできたかな? 次回も引き続き、顧客やサービスを深掘りしていきましょう。 2019起業論2の講義ブログはこちらです。 02. はじめの一歩 01. 起業の世界へ、ようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第2回目です。 前回の講義で起業を決意した主人公、冨田真由美は思い立ったら吉日タイプ。学生時代に溜め込んだ貯金130万円をすべてはたいて、なんと株式会社を設立しちゃぃました。 で、はじめの一歩、何をしよう? 前回に続き、彼女を愛する三人が、それぞれの立場でアドバイスをしてくれます。 ・パパ … 大企業のエリートサラリーマン。新規事業開発部長 ・叔父 … 小さな会社の社長。自ら起業し、倒産危機も経験する苦労人 ・兄貴 … 米国に留学して仲間とベンチャーを創業。技術系役員(CTO) 三人の意見を聞きながら、15チームが一ヶ月の行動計画を策定。それぞれユニークな意見が出てきて、それをベースにディスカッションを進めました。 みなさんは起業して最初の一ヶ月、なにをしますか? 後期のスタートアップ講義「起業論2」がはじまりました。 起業論2は起業を学ぶ講座です。一人で会社を立ち上げ、事業を立ち上げ、売れる仕組みをつくり、組織を大きくし、経営危機に対応する。そんな起業のプロセスを自分ごととして疑似体験できる講座にしたいと願って設計しています。 初回のオリエンテーションは、アート好きの冨田真由美(トミックス)がグラフィックレコーディングの楽しさに目覚め、起業するかどうか迷っているところからスタートします。モデルは実在していて「イノベーションチームdot」の冨田祐希と前田真由美の二人😁です。 主人公にとってはまったく未経験の冒険なので、三人の頼りになるアドバイザーを用意しました。 ・パパ … 大企業のエリートサラリーマン。新規事業開発部長 ・叔父 … 小さな会社の社長。自ら起業し、倒産危機も経験する苦労人 ・兄貴 … 米国に留学して仲間とベンチャーを創業。技術系役員(CTO) ちなみに、講義が「起業論」なので主人公は起業する方向で考えますが、ふだん学生から相談があったときに僕から起業を勧めることはしません。就職と比較して極めてリスクが大きいからです。本人がそれを乗り越える覚悟を持っていると判断したとき、はじめて起業の相談にも乗ることにしています。 この講座においても、三者三様のアドバイスを受けつつ、主人公は悩みながらも自分の頭で考え、行動していきます。トミックスの起業物語が、みんなの人生に少しでもプラスになるとうれしいな。 では、来週からもよろしくね。 ちなみに、講義最後で紹介しているアラン・ワッツの動画はこちらです。 スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第10回目です。
前回の講義では、自分が理想とする「ティール組織」の仕組みについて考えてみました。今回は続編として「ティール組織」の働き方についてグループワークをしてみました。 ポイントは「ティール組織」においては「社員が動くエネルギー源が、完全なる内発的な動機づけ」であるということです。では、どんな働き方であれば、指示されることなしで、みんなが自発的に動き出し、協力しあい、仕事を完成させていくのでしょうか? 今回は3つの問いをもとに、グループでワークしました。
バイトとしてしか働いた経験のない学生たちが、自分たちの経験や想像の中で考えたことなので、社会人から見たら浅い議論と思われるかもしれません。 ただ、僕は社会に出る前、ビジネスの常識を見につけてしまう前に、こういう本質的な内容を真剣に考え、話し合い、自分なりの結論を出していくことが、これからの人生においてとても大切な経験、気づきにつながるんだろうと考えています。 「起業論2」講義は こちら 09. ティール組織の仕組みを体感する 08. 理想のティール組織を想像しよう 07. どういう組織をめざすのか? 06. 理想のサービスを設計する 05. 顧客の理想体験を構築する Part2 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第9回目です。
前回の講義で「達成型組織」「多元型組織」「ティール組織」それぞれの組織について、いいところと悪いところを振り返り、その上で理想のティール組織について考えてみました。 「ティール組織」が他の組織とまったく異なるのは「社員が動くエネルギー源が、完全なる内発的な動機づけ」であるということ。簡単にいうと「しなくちゃいけない」ことはなく「したい」だけで動く組織像です。 どうすれば、みんなが自発的に発想し、企画し、協力しながら動き出すのでしょうか? この思想なくして、いくら「ティール組織」の構造を議論しても意味はありません。 さて今回は、株式会社イーゼルをどのようなティール組織にしていくか、具体的な会社の仕組みについて、次の4つの問いをもとに、グループでワークしました。
実際にビジネス界にはほとんど存在しないため、想像しにくい「ティール組織」だけど、学生組織「イノベーションチームdot」および「株式会社dot」は、100名近くの組織でありながら、このティール組織の思想をほぼ実現している稀有のチームです。ティール組織がどんなものか、体感したい人はぜひ声かけてね。 では次回、さらに「ティール組織」における働き方を設計してみよう。 「起業論2」講義は こちら 08. 理想のティール組織を想像しよう 07. どういう組織をめざすのか? 06. 理想のサービスを設計する 05. 顧客の理想体験を構築する Part2 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第8回目です。
前回の講義では、株式会社イーゼルがどんな会社を目指すべきなのかを、パパ、叔父、兄貴、三人のアドバイスをもとに考えました。ねらいは「ティール組織」の3形態「達成型組織」「多元型組織」「ティール組織」それぞれについて、自分ごととして理解を深めることです。 今週は、前回の成果をもとに、もう一度、それぞれの組織について、いいところと悪いところを振り返り、その上で各チームで理想のティール組織について考えてみました。 実際にビジネス界にはほとんど存在しないため、想像しにくい「ティール組織」だけど、だんだんにその新しさを実感できてきたかな? 次回講義では、実際に「ティール組織」を設計してみよう。 「起業論2」講義は こちら 07. どういう組織をめざすのか? 06. 理想のサービスを設計する 05. 顧客の理想体験を構築する Part2 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ |
著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
カテゴリ
すべて
|