今回の悩みの主人公は、カフェで働く大学三年生。
彼女は社員学生バイト10名強のリーダー格として働いています。大学一年生からこのバイト一本で来ましたが、就活の季節に入り、そろそろ引退を考えるタイミングになりました。でもひとつ心配があります。新しい人が定着せず、育っていないのです。 職場の人たちは社員さんも含めて仲良しでいい雰囲気だけど、なぜか新しく入る人が、安定せずにやめてしまう。新人が残ってもらい、お店の中核として成長してもらうためにはどうしたらいいのでしょう? そもそも「若い人は我慢できない」「ちょっと厳しくするとすぐやめる」という声をよく聞きますが、今回のケースもそれが原因なのでしょうか。今の若者に定着し、本気になってもらうにはどうしたらいいのでしょうか? 今回は、そんな基本的なところから、学生のみんなと考えてみました。 「リーダーシップ」講義は こちら 08. 対話が苦手、でも積極的になりたい 07. 無関心層や問題層に悩む 06. 教育と効率のジレンマに悩む 05. トップダウンから、ボトムアップへ 04. 組織内の温度差を解消したい 03. 不平不満や陰口がつらい 02. 自由と規律のジレンマに悩む 01. 共感される目標を設定したい
0 コメント
スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第9回目です。
前回の講義で「達成型組織」「多元型組織」「ティール組織」それぞれの組織について、いいところと悪いところを振り返り、その上で理想のティール組織について考えてみました。 「ティール組織」が他の組織とまったく異なるのは「社員が動くエネルギー源が、完全なる内発的な動機づけ」であるということ。簡単にいうと「しなくちゃいけない」ことはなく「したい」だけで動く組織像です。 どうすれば、みんなが自発的に発想し、企画し、協力しながら動き出すのでしょうか? この思想なくして、いくら「ティール組織」の構造を議論しても意味はありません。 さて今回は、株式会社イーゼルをどのようなティール組織にしていくか、具体的な会社の仕組みについて、次の4つの問いをもとに、グループでワークしました。
実際にビジネス界にはほとんど存在しないため、想像しにくい「ティール組織」だけど、学生組織「イノベーションチームdot」および「株式会社dot」は、100名近くの組織でありながら、このティール組織の思想をほぼ実現している稀有のチームです。ティール組織がどんなものか、体感したい人はぜひ声かけてね。 では次回、さらに「ティール組織」における働き方を設計してみよう。 「起業論2」講義は こちら 08. 理想のティール組織を想像しよう 07. どういう組織をめざすのか? 06. 理想のサービスを設計する 05. 顧客の理想体験を構築する Part2 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ 学習院大学の客員教授に就任して2年と半年が過ぎました。
週に90分授業を4コマ、年間で160時間分の講義なんでどうやってつくればいいんだろう😂 なんて、就任当初はかなり焦りました。 さらに実際に教壇に立ってみると、ビジネスセミナーとはまったく異なる景色に面食らいました。経営のことを伝えるのに、どこまで専門用語が使えるのか、そもそもどのくらいビジネスのことを知っているのかもわからない。手探りで授業を進めていると、バタバタと音が聞こえるように寝落ちしてゆく。 こんなスリリングな環境の中で得たノウハウを「面白ラーニング」として集約してみました。 今、はやりのアクティブラーニングを核とした「面白講義の3段フレーム」、それに学生の目をさますための「7つのひらめきスイッチ」など、長い時間をかけた試行錯誤で改善を積み重ねてきたものです。 実際に先生をされている皆様はもちろんのこと、「学習する組織」を目指すビジネスパーソンの方々にもプラスになる内容と思います。140ページを超えるボリュームですが、わかりやすくお伝えできるよう工夫してみました。学習の場を楽しくしたい。今まで得たノウハウを伝えたい。そんな方々の参考になれば幸いです。 今回の悩みの主人公は、小規模な部活に所属する大学三年生。
部員13名の小規模ながら、毎日3時間も練習し、インカレ直前の好成績でがんばってる部活の副将。彼の水球への情熱は半端なく、それだけに孤高の存在になりがちです。 責任感が強いだげに、厳しさが全面に出て、部活に楽しさを求める人たちとコミュニケーションも途絶えがち。そんな彼の悩みの解決策を、300名のクラス全員で考えてみました。 考えるヒントとして、成功循環モデルや関係の質の高め方、ロサダライン、ミラーニューロンなど、コミュケーションの大切さ、それに人と心を通じるためのヒントもいくつか取り上げ、最後には、はじめに「自らが愛を選択する」ことの大切さもお話しました。 なお、今回は、僕の講義を受けてみたいとツイートしてくれた、鳥取大学の西岡くんも講義に参加してくれました。夜はチームdotのメンバーと歓迎の飲み会。こうやって、志ある若者がつながり、動き出していくさまを見ると、心から幸せを感じます。 「リーダーシップ」講義は こちら 07. 無関心層や問題層に悩む 06. 教育と効率のジレンマに悩む 05. トップダウンから、ボトムアップへ 04. 組織内の温度差を解消したい 03. 不平不満や陰口がつらい 02. 自由と規律のジレンマに悩む 01. 共感される目標を設定したい スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第8回目です。
前回の講義では、株式会社イーゼルがどんな会社を目指すべきなのかを、パパ、叔父、兄貴、三人のアドバイスをもとに考えました。ねらいは「ティール組織」の3形態「達成型組織」「多元型組織」「ティール組織」それぞれについて、自分ごととして理解を深めることです。 今週は、前回の成果をもとに、もう一度、それぞれの組織について、いいところと悪いところを振り返り、その上で各チームで理想のティール組織について考えてみました。 実際にビジネス界にはほとんど存在しないため、想像しにくい「ティール組織」だけど、だんだんにその新しさを実感できてきたかな? 次回講義では、実際に「ティール組織」を設計してみよう。 「起業論2」講義は こちら 07. どういう組織をめざすのか? 06. 理想のサービスを設計する 05. 顧客の理想体験を構築する Part2 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ 今回の悩みの主人公は、音楽サークルに所属する大学三年生。
彼女は、100名規模、学習院大学でも最大規模の音楽サークルの幹部としてがんばっています。が、思ったとおりにメンバーが動いてくれずに悩んでいます。 連絡しても聞いてもらえない。支払いなどの期限が守られない。問題をおこす人たちがいる。そんな複合的な悩みを抱えており、二人の仲間とともに登壇してくれました。 この悩み、ある程度の規模を超すとあまり前のように出てくるものだよね。 普通の組織の常識だと、賞罰でコントロールする、罰則を厳しくするなどの回答となると思いますが、みんなには「そこをぜひヒトヒネリしてほしい」と思いつつ講義を進め、とても多様な意見が出てきました。ありがとね。 「リーダーシップ」講義は こちら 06. 教育と効率のジレンマに悩む 05. トップダウンから、ボトムアップへ 04. 組織内の温度差を解消したい 03. 不平不満や陰口がつらい 02. 自由と規律のジレンマに悩む 01. 共感される目標を設定したい スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第7回目です。
スタートアップ時期の売れる仕組みづくりを終えた株式会社イーゼルは、企業としてのカタチを考える時期になりました。 どんな会社を目指すべきなのか。主人公は、パパ、叔父、兄貴、三人のアドバイスをもとに考えてゆきます。この講義では「ティール組織」の3つの組織形態「達成型組織」「多元型組織」「ティール組織」それぞれについて、以下の3つの質問を考えながら、各チームの理想の組織を探ってゆきました。
各チームの回答もまとめてスライドに転記してます。 来週はみんなの回答をもとに、もう少し理想の組織に関して掘り下げをしていきましょう。 「起業論2」講義は こちら 06. 理想のサービスを設計する 05. 顧客の理想体験を構築する Part2 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ 約3000名の若者を対象に行った「Z世代レポート」において、クラスター分析した結果、価値観の異なる4つのタイプが見出されました。 ・様子見フォロワー 価値観のばらつきが⼤きい。自己主張せず、空気を読む ・省エネペシミスト ⼈づきあいが苦⼿で悲観的。真⾯⽬な性格のミニマリスト ・ソーシャルよいこ SNS大好きでトレンドに敏感。他⼈の⽬を気にして悪目立ちを嫌う ・人生ガチ勢 リーダー気質を持つ社交家で、伝統的価値観が強い。⼈⽣を楽しむ チームdotでは、パナソニックさんが開発した「振るとスパイスの代わりに声が聞こえるプロトタイプ、スパイスボトル」を使って、各タイプが食の場でどんなインサイトを持ち、どんな行動をし、どんな製品サービスを求めているのかをディスカッションし、見えてきた特性をショートムービーにまとめました。 そのムービーを放映したパナソニックさんイベントの動画はこちらでご覧になれます。 ・2018/10/31@東京国際フォーラム 「平成世代がデザインする未来のくらし」 Z世代の関連記事は こちら 03. Z世代と語ろうZ 02. Z世代の新ルール 2018 01. Z世代レポート、ソーシャルネイティブを探る 友人の佐藤尚之が主催する「さとなおオープンラボ」卒業生が集まるコミュニティ、4thにてお話させていただいた内容を、すこし加筆修正してアップします。
「Z世代レポート」と「チームdotにおけるインサイト会議」をもとに制作した資料です。 個人的には、チームdotの2018新歓パーティで、Z世代たちに聞いた「SNS観」が特に興味深いです。いくつか面白かったものを ... SNSがなかったら? 「圧倒的不便 せまい・ばえない・つながらない」 SNSと一体になった日常生活 「FACEBOOK 顔が見える世界」 バーチャルではない、リアルだけでつながった世界 「限界集落 インフラなき世界」 Z世代にとって、SNSはなくてはならないインフラ 「まいご 誰か私を見つけてよ」 つながらない孤独。ひとりぼっちへの不安 あなたにとってSNSとは? 「仮面舞踏会」 美しい仮面をつけて、キラキラな自分を演出する場 (特にインスタ) 「合法ドラッグ」 教室でも電車でも食卓でもベッドにも。SNS依存はまるで麻薬 「別れとの別れ」 卒業しても、退職しても、いつでも繋がる、分離のない人間関係 「腎臓」 最悪(ひとつ)なくなっても生きていける。でも大切さは内臓のよう Z世代の関連記事は こちら 02. Z世代の新ルール 2018 01. Z世代レポート、ソーシャルネイティブを探る |
著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
カテゴリ
すべて
|