2018年7月2日 「起業論1」第12回 新しい着眼点を発見しよう さて、長かった課題仮説の検証プロセスも最終段階。 現時点で、15チームのうち6チーム(下記図の紺色)は課題仮説の検証を終えて「顧客課題フィット」(Customer-Problem Fit) を実現しました。残る9チーム(水色)ももうちょいとのこと、先が見えた状態となっています。 課題に関する大きなピボットは1チームのみ。僕の当初想定よりも順調です。みんな、熱心に講義に参加してくれてありがとね。 仮説検証が未完了のチームは継続して「ユーザー」「課題」「代替品」の特定を進めますが、おおよそ方向性は見えたので、今日からは全チームとも「課題解決フィット」(Problem-Solution Fit) に入ってゆきます。 そのファーストステップは「新しい着眼点の発見」、長い起業プロセスの中でも、もっともクリエイティブな発想を楽しめるフェーズです。発想ツールは、今までの試行錯誤で一番よい成果を出している「デザイン思考のHMW 〜 How Might We?」を活用します。 なお、一般的なリーンスタートアップ学習では「ビジネスの成功 (規模や利益)」を目標として着眼点を探しますが、この講義では「人を本質的に幸せにするかどうか」を基準に、着眼点探しを進めます。これは僕の強いこだわりであり、学習院から「人を幸せにする起業家、ビジネスパーソンを輩出したい」という思いを込めているものです。 講義の時間だけでは完了しないものだと思うので、課題仮説の検証とともに、宿題としてチームでしっかり考えてきてもらえるとうれしいです。 さて、早いもので来週はもうプレゼンテーションの準備。 もうあと二回で前期は終了です。みんなの発表を楽しみにしてるね! 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 11. インタビューで課題を検証しよう 10. 課題インタビューを設計しよう 09. カスタマージャーニーを考えよう 08. インサイトを探索しよう 07. ペルソナを設定しよう 06. プロジェクトチームを立ち上げよう 05. フィードバックを得てアイデアを絞ろう 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう
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著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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