今回の悩みの主人公は、パン屋さんでバイトする大学三年生。
彼女は、20名弱のバイトのリーダー格。バックヤードで片付けなどをこなすチームのリード役です。 コスト削減のために研修がなくなったため、きちんと仕事を学んだ古株と、すぐに現場に投入される新しいメンバーの間で、能力ギャップが大きくなってしまいました。 古株と新人は一緒のチームになりますが、時間どおりに終わらせて帰りたいので、なかなか新人教育に手がまわらず、古株メンバーが多くの仕事をこなしちゃってるのが実情です。 先生になってほしい有能な人には仕事が集中してしまい、新しい人の教育ができない。どんどん忙しさに格差が出てきて、優秀な人も新人もモラルが同時に下がってゆく。とりあえず現場は回っているので、管理者は大きな問題とは捉えずに、根本的な打ち手がないまま状況が悪化してゆく。 典型的な「効率と教育のジレンマ」ですね。 今回は、アルバイトたちだけで完結できる解決策を考えてもらいましたが、ずいぶん多くのクリエイティブなアイデアが出て、またも掲載したコメントシートは20枚近くになってしまいました。みんな多様な解決策を考えてくれてありがとね。 来週は学祭でおやすみです。また再来週に会いましょう! 「リーダーシップ」講義は こちら 05. トップダウンから、ボトムアップへ 04. 組織内の温度差を解消したい 03. 不平不満や陰口がつらい 02. 自由と規律のジレンマに悩む 01. 共感される目標を設定したい
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著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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