スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第4回目です。 前回の講義で考えた「顧客のジョブ」をベースに「顧客にとっての理想的な体験」を想像し、そのために必要なサービスを組みたてるというプロセスを学ぶのが今日のテーマです。 顧客視点でサービスを考えれば考えるほど、じゃあ「まずはじめに、どうやってこのサービスを知ってもらえばいいのか」という課題が浮かび上がってきます。 ここがとても大切なところです。作り手視点の「我々の商品やサービスを、どう顧客に売り込めばいいのか?」という発想ではなく、買い手視点で「ジョブを解決するために必要なこの素晴らしいサービスを、必要とする顧客にどう知ってもらえばいいのか?」という発想に転換されるからです。 つまり、顧客視点にたった本来の営業活動というのは「本当に必要とする人だけに、必要とする商品サービスの情報をどう届けて喜んでいただくか」という立派な顧客サービスなのです。 もちろん、商品サービスを知ったあと、それを活用するための支援をし、最適なカタチで提供し、顧客が望むアフターフォローを行う、そこまでが一貫したサービスとなります。 ジョブ理論の素晴らしい点は「商品」ではなく「顧客が片付けたいと思うジョブ」を起点に、サービスから社内体制まで構築するところと言えるでしょう。この講義を通じて、みんなが本当の顧客視点を身につけてもらえたらうれしいなと思ってます。 なお、テーマに含めて「Shibuya Innovation Week 2019」では、実際にイノベーションチームdotでグラレコのお手伝いをさせていただいたので、そのときの写真もスライド内に入れてリアルに演出してみました。 2019起業論2の講義ブログはこちらです。 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩 01. 起業の世界へ、ようこそ
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著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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