思い返せば、今から12年前のこと。 そのとき、僕は行き過ぎた資本主義の中であがき苦しんでいました。 「なんとしても売上を上げ、資金を集めないと、会社の未来はない!」 経営不振の中で襲ってきたリーマンショックは、ループスにとっては「死刑宣告」に近かった。しかし、その経験から得た学びが、僕の「経営観」を180度変えてくれました。 お金視点の経営から、幸せ視点の経営への大胆なシフトです。 おかげさまで、わずか七人しかいなかったループスですが、2年間で一億円もの借金を返済し、奇跡の復活を遂げました。その経験に基づいた書籍「ソーシャルシフト」を上梓して以来、僕は「経営のあるべき姿」をいろいろなところでお話してきました。 「よくわかります。それは理想論で、現実にはむずかしいですよね」 もう何度、この言葉を言われたことかわかりません。それもそのはずです。「幸せ視点」を標榜しても、その多くは放任主義になり、経営が悪化してしまう。なぜなら、その宣言と同時に「外発的に社員の行動を強制する」ことができなくなるからです。 お金視点の経営:社員の行動を統制する ・予算を達成すれば昇給、予算未達なら昇給なし ・上司に従えば昇格、命令をきかなければ降格する 幸せ視点:社員や顧客の気持ちを生みだす ・社員が「積極的に交流する場」をつくる ・社員が「熱中できる仕事の環境」をつくる ・顧客が「アハ・モーメント」を感じる製品をつくる 一度、歯車がまわりはじめれば「幸せ視点のチーム」は圧倒的に強い。社員が自らの強みを生かして自走しはじめるからです。しかし、そのためにはさまざまな知見や技術が必要で、それがないと標榜した人が苦しむ結果に終わってしまう。 幸いにも、そこから大学の教壇に立つ機会を得られたことで、四年間の試行錯誤を経て、経営学と起業家経験を組み合わせた実践的なノウハウを「幸せ視点の経営学」として体系化することができました。それを三ヶ月という短い期間に凝縮し、社会人向けにお伝えしている私塾が「hintゼミ」です。 今回は、hintゼミでお話している「経営学」の入門編として、エッセンスをまとめた資料をつくってみました。(入門編としましたが、実際にはなかなかに濃い内容になっちゃいました。そういうキャラだと思ってあきらめてください😭) 講演に使うスライド。クリックすれば、すべて内容を閲覧できます あわせて、書面だけではなかなか伝わりにくいので、こちらのスライドをベースにした無料ライブ講義を行うことにしました。おかげさまで、第一弾(6月13日20時)が好評で満席になりましたので、以下の日程で二回目を開催いたします。 日時 :6月21日(日) 10:00〜11:30 料金 :無料 (人数限定あり) メディア :Zoom (申込みしてくださった方に斉藤からURLをご連絡します) アジェンダ: 第1部 幸せ視点で考える、いいチームのつくりかた (60分) ・ポストコロナは選択の時代 ・つながりは資本である ・組織の土壌をこわすもの ・豊かな土壌のつくり方 ・意味からはじめよ 第2部 深く学び、実践するために (30分) ・hintゼミについて ・hintゼミ対談 〜 どう組織変革に取り組めばいいのか? ・質疑応答 Zoomベースのライブ講演で、講師は僕。第二部ではhintゼミメンバーも参加して「現実の組織の中で、どう変革に取り組めばいいのか」みたいな話もしようかなと思ってます。hintゼミの紹介も入りますが、聞いてもらえるとうれしいです。 (ちなみに、僕はとってのhintゼミメンバーは価値観と知見をともにしたよき友人であり、頼れる同志です) 自分の組織を □ 社員が働きがいを感じる組織をつくりたい □ 指示なしで自律的に動くチームをつくりたい □ 心理的に安全な場のつくりかたを知りたい みたいにしたい! その方法を具体的に知りたい。と思う方、よろしければどうぞ。 Zoomの人数制限がありますので、お早めに。ではではー 【追記】 6月13日は申込みが約100名となりました。ありがとうございます😭 こちらはいったん締め切りとさせていただきます。 追加の無料講演として「6月21日 10:00〜11:30」をご用意しました。 今後は、そちらに申込みしていただけると幸いです。 コメントの受け付けは終了しました。
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著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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