僕がもっと敬愛する経営者、本田宗一郎。 冒頭の言葉は、本田技研がまだ二輪メーカーで自動車すらつくっていなかった1958年、のちにホンダF-1チーム監督になる中村良夫氏に、F-1挑戦への想いを伝えた本田宗一郎の名言だ。 彼はまさに個性の塊で、そのリーダーシップや人間性を誰も真似することはできない。ことかように、リーダーシップとは自らの個性をもとに、経験の中で持論を重ねていくものだと思う。 僕自身も29才から約30年近くにわたり、ベンチャー企業の社長を努めてきた。ごたぶんにもれず、社長業においてヒトやモノ、カネの悩みが尽きることはない。それでも数多くの経営危機を乗り越えたことで、ここ数年はリーダーの悩みからほぼ開放され、幸せな毎日を過ごしている。(詳しくは弊著「再起動 〜 リブート」をどうぞ) さらに学習院大学の客員教授に就任することになり、現実の学生の悩みを取り上げる「リーダーシップ講義」を通じて、実に多様なリーダーの悩み、それに対する知見やノウハウを得ることができた。 この資料は、経営者としての実践や三年間の講義で積み重ねてきた「リーダーシップの技術」を集大成したものだ。前述した通り、リーダーシップは極めて個性的な能力であるため、あえてスタイルには言及せず、6つの分野にわけて、今のリーダーに望まれる知見やノウハウに焦点を当てている。 以下でスライドは閲覧できるほか、Downloadページでダウンロードもできる。 また、前述の講義「企業経営とトップマネジメント(後期)」では、毎年、学生の「リーダーとしての悩み」を取り上げてみんなで考えるワークショップをしているが、2018年版のサマリー資料もあるのでご興味ある方にはあわせて参照いただきたい。 「リーダーシップ」講義は こちら 10. 上下の板挟みで悩む 09. 新人がすぐやめてしまう 08. 対話が苦手、でも積極的になりたい 07. 無関心層や問題層に悩む 06. 教育と効率のジレンマに悩む 05. トップダウンから、ボトムアップへ 04. 組織内の温度差を解消したい 03. 不平不満や陰口がつらい 02. 自由と規律のジレンマに悩む 01. 共感される目標を設定したい
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著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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