2018年6月11日 「起業論1」第9回 カスタマージャーニーを考えよう
前回は「ペルソナ」になりきって「インサイト」を探索しましたが、今回の前半部は、さらに深くユーザーの痛みや悩みに共感するために「カスタマージャーニー」を考えてました。 そして後半は、次回の「課題インタビュー」の準備として「課題仮説の前提条件」を検討しました。これらは「何をインタビューすべきか」を浮き彫りにするためのワークです。 いよいよ、外に出て、人々の声を聞きはじめます。 リーンスタートアップっぽくなってきたね。 じゃあ、また来週ね〜 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 08. インサイトを探索しよう 07. ペルソナを設定しよう 06. プロジェクトチームを立ち上げよう 05. フィードバックを得てアイデアを絞ろう 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう
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2018年6月4日 「起業論1」第8回 インサイトを探索しよう
前回、設定した「ペルソナ」になりきって、その関心事や心配事などを片っ端から書き出して「キーインサイト」を探索してみました。 グループワークも二回目。具体的な課題を話合うことで、チームメンバー間にも、だんだんに馴染みがでてきたように感じてます。 キーインサイトを発見したら、そのインサイトを解決できる代替品(製品やサービス)を探して参考にしながら、最終的に「チームで解決したい課題」を具体的な文章に落としてゆく。これがこの講義での成果です。 来週からは「本当にその課題があるのか」を確かめるために、外に出て、人々の声を聞きはじめます。だんだん本格的になってくるからね。 じゃあ、また来週ね〜 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 07. ペルソナを設定しよう 06. プロジェクトチームを立ち上げよう 05. フィードバックを得てアイデアを絞ろう 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年5月28日 「起業論1」第7回 ペルソナを設定しよう
いよいよチームが本格始動。最初のグループワークは「解決したい課題」に関して「最も痛みを持つユーザー像」を特定すること。 はじめに一般的な「ユーザーセグメント」で絞り込み、さらに具体的な人物像を共有するために「ペルソナ」を設定しました。 その後、メンバーの友人や知人の中から、ペルソナに近い方々をインタビューをお願いするためにリストアップ。アーリーアダプターを中心に、デザイン思考で重視されるエクストリームユーザー(イノベーターおよびラガード)も意図的にピックアップしました。 来週はペルソナの深層心理「インサイト」を深掘りしていくからね。 じゃあ、また来週ね〜 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 06. プロジェクトチームを立ち上げよう 05. フィードバックを得てアイデアを絞ろう 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年5月21日 「起業論1」第6回 プロジェクトを立ち上げよう
前回、応募したプロジェクト起案者が15名も出てくれて、それぞれが「解決したい課題」を発表し、残る30余名は起案者と相談しながらチーム編成を行いました。 当初想定からチーム数が増えたため、急遽、1チーム3名という制限を設けたために少し混乱しましたが、最終的にプロジェクトチームをきちんと編成することができ、ホッとしています。 ここまで6回の講義を経て、ようやくチームと課題が出揃いしました。 で、いよいよ、次回からが本番です。 みんなの積極的なプロジェクト参加を期待してるね。では、また来週ね〜 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 05. フィードバックを得てアイデアを絞ろう 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年5月14日 「起業論1」第5回 フィードバックを得てアイデアを絞ろう
アイデアの発想、第四回目。いよいよ佳境に近づいてきました。 四人グループ内で、自分が考えた課題をふたつ発表し、フィードバックをもらうプロセスを経て、受講者全員がひとつの「解決したい課題」にしぼりました。 また来週のチーム編成に備えて、各メンバーが以下のいずれにあたるかを考えてもらいました。
そして、来週の発表を控え、宿題としてお願いしたのが下記の3項目です。
ということで、みんなの積極的な相談を待ってるね。では、また来週ね〜 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年5月7日 「起業論1」第4回 アイデアにAIと未来予測を組み込もう
アイデアの発想、第三回目。今回は、今までかんがえてきた「解決したい課題」に対して、AI技術と未来予測を何か関連づけできないかを探ってみました。 AIに関しては講義を含めています。この内容は、AI専門家である森英悟氏(Sigfoss代表取締役)とのコラボしたビジネスパーソン向けAIイノベーション講座 (経営研究所「AIworkout」および東洋経済社「AI×新規事業を学ぶ実践ワークアウト2日間」) からの抜粋です。 ・経営研究所「AIworkout」 http://www.keieik.or.jp/publics/index/119/ ・東洋経済社「AI×新規事業を学ぶ実践ワークアウト2日間」 https://toyokeizai.net/sp/school/course/ai/180718/ また、未来予測で使用した「トレンドカード」は、株式会社ループス・コミュニケーションズで開発しているコンサルティング用ビジネス予測ツールです。 事業にAIをどう活用すればいいか、これからどんな技術が世界を変えていくかを、文系の学生でも理解できるよう設計したワークショップだったんだけど、みんな自分のアイデアに応用できたかな? これからいよいよ集約のプロセスに入ります。再来週にはプロジェクトチームが決まるからね。自分が「解決したい課題」をしっかりかんがえてみてね。 ではまた来週、会えるを楽しみにしてるねー。 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年4月23日 「起業論1」第3回 アイデアを発想しよう2 アイデアの発想、二回目です。前回は「自分の得意なこと、好きなことの中での、しょうがないと諦めていたような小さな問題」を探してみましたが、今回はもっと大きく「自分の身近な社会課題の中で、解決可能な問題」をテーマに掘り下げてみました。どうだったかな? 講義開始した今、僕が一番大切にしているのは、実は「アイデア出し」よりも「クラスの文化づくり」、僕の専門でいうと「ソーシャルキャピタルの醸成」です。クラスに参加したみんなが、いかに楽しく熱中して課題解決に取り組み、一年を通じて自己成長を実感できるかどうかは、きっとクラス文化にかかっている。僕はそう思っています。 そのために90分内で三回の席替えをし、その都度、自己紹介の方法を変えて、(1)個人の自己肯定感を高く、(2)場の心理的安全性を高く、(3)仲間意識を創出する工夫 をしています。たぶん、とてもいい感じになってきたのでは、と密やかに思ってます。教室の様子、みんなの許可を得たので動画で公開しちゃうね。撮影者は講義の助手、トミーです。 ではまた再来週、会えるを楽しみにしてるねー。 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 起業論1 教室の風景 (ランダムに席替えして、アイデア出し中です)
2018年4月16日 「起業論1」第2回 アイデアを発想しよう1
この一週間、受講希望のメッセをLINEでもらった学生の中から、時間をかけて40名強に絞らせてもらいました。ポイントは以下の点です。 ・後期講義とともに、一年かけて本気でアイデアをカタチにしたい学生が対象であること ・楽単ではなく、インタビューやプレゼン準備などの宿題も多くある講義であること ・大変だけど「大学でこれを学んだ!」という充実感を味わいたい人に向いていること これらを伝えて「そういう講義こそぜひ受講したい」「大学でこれを学んだ!という経験がほしい」という積極的なメンバーのみに集まってもらうことになりました。僕も「斉藤ゼミ」のつもりで、全力でみんなと向き合い、密度の濃い一年間を過ごしたいと気合い入れてます。 今日と次回は、とにかくみんなで起業のタネを発想すること、それにクラスの全員が仲良くなることに専念しようと思ってます。で、その後にAIや未来予測を学び、アイデアのタネ(解決すると多くの人が幸せになる問題)を発表しあい、自然発生的にチームをつくってゆきます。もちろんクラス全員がLINEでつながって。 当日の講義では、申し込み時点で就活欠席と話してくれてた二人を除いて、全員が出席し、ワークショップもかなり盛り上がってるように見えたけど、みんなはどうだったかな? この演習に参加した学生たちが、それぞれどんな経験を得て、どんな風に成長し、どんなイノベーションをもたらしてくれるのか、たぶん一番ワクワクしてるのはこの僕です。 これから一年、楽しみです!みんな、よろしくね! 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年4月9日 「起業論1」第1回 オリエンテーション
講義初回のオリエンテーション。「学ぶ意味」「学び方」「学ぶ内容」を伝えます。 去年まで「デザイン思考」や「リーンスタートアップ」などを組み合わせてワークショップを組み立ててきました。2018年はそれらをイノベーション創出手法「dotメソッド」として体系化しました。 今年からは後期「インキュベーション塾」と完全に連携させて、実質的に通年の講座とします。また僕の講義では初めてですが、40名の「人数制限」を取り入れることとしました。理由は、年間を通じたグループワークとなるために、グループ内で参加意欲に差があると不利になる学生がでてしまうためです。 言い換えると、2018年の「起業論1」と「インキュベーション塾」は、僕にとってゼミに相当する講座です。僕だけではなく、株式会社dot の役員である冨田侑希と井手崇偉がインストラクターとして参加し、丁寧に個別指導にあたる体制をとる予定です。 なにより、僕自身が参加してくれた一人ひとりの学生と向き合い、しっかりと相互理解を深めながら、大切にすすめていきたい。そんな思いをこめて、オリエンテーションの講義スライドも全面改訂してみました。 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 2018年度 学習院大学における斉藤徹の講義体系
早いもので、学習院大学で教壇に立ってからもう3回目の春を迎えました。講義スライドを制作する時間をつくるために、それまで好きだったお酒もきっぱりやめて、全力投球で授業に取り組んできた2年間。ようやく講義全体を体系づけることもでき、自分のなかで納得できるレベルになりました。 このプログ "JOIN THE DOTS" は、学習院大学における僕の講義をオープンにする試みです。ブログの主な目的は学生への講義内容のシェアですが、アカデミー界の方はもちろん、ビジネスパーソンの方も含めて、出典元のみ記載いたたければ、スライドを自由にご利用くださって結構です。 ちなみに、僕が受け持っている講義は、前期で週5コマ、後期で週3コマ。すべて90分授業。「経営入門演習」をのぞくと、高学年のみが受講できる「経営学特殊講義」という選択科目です。
すべての講義で、LINEグループをフル活用します。何百名も入る大教室でも、みんながLINEでつながり、投票したり、質問したり、発表したり、それに応えたりしながらコラボ学習するスタイル。2年間トライ&エラーを繰り返して、風変わりなアクティブラーニング空間を創り上げてきました。 特に大切にしているのは、学生一人ひとりと、人間としてリスペクトして向き合うこと。すべての学生には「何か困ったことがあれば、いつでもなんでも連絡ちょうだい」と伝えており、実際に数百人の学生たちとLINEでつながり、日常的に交流しています。 僕は客員教授なのでゼミは持てませんが、うれしいことに講義を受講した学生たちが自主的に集まりはじめ、2016年8月に「イノベーションチームdot」ができました。単位もつかないのに毎週2回の定例活動などが開かれるなど、驚くほど活発な学生組織です。今や50名を超え、なんと2017年5月には株式会社にもなりました。このdot活動は、僕にとっての生きがいです。これを読んだ学生でdotに興味ある人、いつでも僕に連絡ちょうだいねー。 それにしても、ブログ書くのはホントひさしぶり。毎日のように投稿していた「in the looop」を株式会社ループス・コミュニケーションズのオウンドメディアに移行して以来だから、個人では5年ぶりぐらいにオンラインで筆をとります。老骨にムチをうってもしょうがないので、無理をせず、自然体でいきたいと思っています。 これからどうぞよろしくお願いします。 |
著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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